日用雑貨・金物・陶器・漆器などを材料に、町にちなんだ題材や最近の話題をテーマに、各区が造形物を作り、その出来栄えを競う名物行事。毎年7月20日の「金津まつり」の期間中、各区の本陣に展示される。
金津町は古くは北陸街道の要所であったことから、宿場町として栄えた。文献によると、江戸初期の1623年に福井藩が奉行所を設置したところから始まり、役人が泊まる本陣を飾り物でねぎらっていたのが、次第に制作や鑑賞を親しむ風流となり「本陣飾り物」の基礎を築いたとされている。明治後期には、現在のコンクール形式が出来上がっていた。
飾り物をこわしても持ち寄った材料が各家庭で再度使えることが必要とされており「加工や工作をしてはならない」と今日もよく言われる所以である。全国でもその歴史と創作美においての評価が高い。